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言わせて 



少しばかり身体障害者としての立場からお話しさせていただきたいと思います。

今回のテーマは『身体障害者用駐車スペース』について。

デパートや公共施設、高速道路のパーキングエリアなどのあらゆる駐車場に設けられている

この身体障害者用駐車スペースですが、このスペースの意味を正確に理解できている方というのは

同じ障害者も含め、果たしてどれくらい居るでしょうか。

また、このスペースの必要性、重要性についてお話ししたいと思います。




IMG_1694@.jpg

一言に「身体が不自由(障害がある)」と言っても、様々なレベルがあります。

脚が不自由なのか、手が不自由なのか、視力、聴力が不自由なのか…そしてそれらの不自由さは

脚と言っても両足が悪いのか、片足が悪いのか、それは股関節からダメなのか、膝が悪いのか、

悪くても歩けるレベルなのか、足首が曲がらないのか等々、それらの障害度合いは人それぞれで

どの程度の不自由さ(障害)なのかは本当に色々なケースがあります。

僕の場合は第11胸椎(きょうつい)、第12胸椎、第1腰椎(ようつい)の脊髄損傷による両下肢麻痺。

運転は出来る程度に右足は動きますが、歩行することも立つこともできません。

※免許試験場にてアクセル、ブレーキペダルの踏み替えの早さ、ペダルを踏む強さの適正試験を受けております。

簡単に言えばおヘソの辺りから下が動かない、ということになります。

で、腰椎より上に位置する脊髄(神経)を損傷すると、かなりの確立で車椅子生活を余儀なくされます。

先日のワールドカップでブラジル代表のネイマール選手が相手チームの選手に膝蹴りを受けて

脊椎を骨折という事件があったのは記憶に新しいでしょう。

骨折をしたものの、限りなくギリギリのところで彼は神経を損傷することなく大事には至らなかったので、

不幸中の幸いとはまさにこのことで、本当に良かったと思います。




IMG_1696@.jpg

話しを戻しますが、上記に書いた他の障害も立派な障害であることには変わりません。

しかし、それらの障害の方もこのスペースを使うべきかと言うと、話しは違います。

多くの方が「身体が不自由なのだから、入り口に近いこの身障スペースを使うものなのだろう」

という感覚の方が殆んどだと思いますが、このスペースの本当の意味はそうではありません。

隣接する車両との間にスペースが設けてありますが、これは身体が不自由な方が楽に乗り降りや

移動をするためだけのモノでもなく、このスペースは車椅子利用者に必要不可欠なスペースなのです。

僕らのような車椅子を利用している者は、車と車の間に車椅子で通れるスペースが必須となり、

さらに車に乗り降りをする際、ドアを大きく開ける必要があるのです。

このスペースの意味は、本来そのために設けられているスペースなのです。




IMG_1700@.jpg

車椅子利用者が乗り降りをする際にはこのような状態になるわけですが、このスペースが無いと

車に乗ることも降りることもできなくなるということなのです。

何が言いたいか結論を言いますと…障害を持っている方でも、この身障者駐車スペースを使わなくても

どうにかできるというレベルの方であれば、極力利用は控えていただきたいのです。

他にも「年寄りだから」や「子供がいるから(ベビーカー)」などの理由も、使って良い理由になりません。

「ここでなくてもいい」という理由が少しでもある以上は、このスペースの駐車は控えてほしいのです。

なぜなら車椅子利用者は、このスペースでしか駐車することができないのです。


ゴミクズDQNは問題外として、一般の方でも躊躇なくここへ駐車する方が非常に多いのが現実です。

大多数の方が知識もないことから悪意もなく無意識に「空いてるから停める」というレベルでしょうか。

解かっていながらも「自分が買い物するちょっとの間だけだから…」ということで使う方も居られます。

それではダメなのです。。。

その「ちょっと」の間に運悪く車椅子利用者が訪れスペースが埋まっていると、諦める以外ないのです。

既に停まっている車がどれくらいで出て行くかなんて、こちらからしたら解かるはずもありません。

我々は一般的なコインパーキングを利用することも基本的には不可能なのです。

どうかこの問題を、せめてこのブログを見ていただいている方達だけにでもご理解をいただきたく、

さらには周囲の方にも広めてくださることを切に願っている次第であります。




IMG_0519.jpg

ここまで利用者に対しての問題・お願いを申してきましたが、最後にお店や施設側にも一言だけ

指摘・要望をさせていただきたいことがあります。

まず、このようなスペースを設置していただけている時点で我々障害者にとっては有難いことですし、

大変感謝をしていることを申し上げておきます。

その上で一言だけ申し上げさせていただきますのは、車椅子利用者が1人で自分で車を運転して

お店・施設に訪れるという状況を想定されていないことがあるということです。


施設側の配慮として「ここは身障者スペースだから一般の方には使わせぬぞ!」というお心遣いは

大変解かるのですが、このスペースにパイロン(カラーコーン)が置かれ封鎖しているケースがあります。

この場合、肝心な車椅子利用者は気軽に利用することができません。。。

一度車椅子を車から降ろして乗り移り、自分でパイロンを移動させ、また車椅子を車に積んで駐車をして

降りる時にもう一度また車椅子を降ろして…という工程になり、大変な労力を要してしまいます。

来場者も少なく通路も広い駐車場であればそれも問題ないのですが、大抵は後ろから車も来るし

先述したようにドアを大きく開けますので、乗り降りをしている間、他車の進行を妨げることになりますし。

誰も使うことがない状況になるため、結局はパイロンを移動させてまでこのスペースに停めようとする

ゴミクズDQN専用スペースと化してしまっていることがありますので、微妙に困ります。

まぁこればっかりは、ここに停めてしまう一般の方が多い故の問題なのでどうしようもないのですが。。。

以上のようなケースもあるということも知っておいていただけたらなと思います。


他にも細かいことを挙げればまだまだ書きたいことはあるのですが、とりあえず今回はこの辺で。

基本的にこの様なことは大々的に主張や公表されることが少ないのも1つの原因だとも思っています。

周囲に障害者がいるならともかく、なかなかこういうことを一般の方が知る機会がないというのが

そもそも根本的な原因で、今の現状が日本社会の限界ではないかと僕は思っております。

もちろん僕自身、自分が障害を抱えるようになって初めて知ったことなんて今までに山ほどありますし、

他の障害についてはまだまだ知らないことばかりで、お恥ずかしい限りではありますが。


海外では証票の提示なしに身障者スペースに停めていると、通報されたら交通違反対象となったり

逮捕されるなんて国もあったりしますが、日本もそこまでやっていいんじゃないかと思うんですけどね。

こういうことが広く周知されるよう、社会そのものがより良い形に変わってくれることを願っております。
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Posted on 2014/08/09 Sat. 13:20    TB: 0    CM: 18




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